カフェ「綴(つづり)」(安曇野市穂高有明)が安曇野・穂高有明にオープンして1カ月が過ぎた。
店舗面積は約18坪。席数は1階・2階合わせて16席。25年間営業していたカフェ「書翰集(しょかんしゅう)」の跡。店内の雰囲気は引き継ぎつつ、1階は岐阜県美濃加茂市の「WOHLHUTTE」、2階は松本市の「atelier m4」の家具をそろえるなど、こだわりの空間に仕上げた。店主の西澤拓郎さんは「大切な人たちを招きたくなるような作品を軸に、少しずつ集めてきたものや特注したもの」と話す。
ビーントゥバーチョコレート(1,190円~)は、カカオ豆の選別から焙煎(ばいせん)、板状に仕上げるまでを一貫して手がける。産地は、バリ、キューバ、タンザニア、ドミニカ共和国の4カ国。西澤さんのパートナーでショコラティエの石川さんが、それぞれ風味の違いを楽しめるよう丁寧に仕上げている。ほかに、サブレやフロランタンなどの焼き菓子も用意する。
ランチコース(2,990円)は、5、6種類から選べるパスタ、前菜盛り合わせ、スープ、プチデザート3種盛りを提供する。ドリンクは、国内外のコーヒー店から仕入れた豆を使ったエスプレッソメニューのほか、オリジナルブレンドのハーブティー、日本茶、中国茶など世界各地のお茶を用意。アルコールも、デザートワインやウイスキー、ジン、ブランデーなど多数そろえる。ソムリエでもある西澤さんは「ワインをはじめ、お酒とチョコレートのペアリングも知ってもらいたい」とも。
西澤さんと石川さんは共に安曇野市出身。西澤さんは東京で修業をした後、松本市のカフェ&イタリアン「COURTYARD(コートヤード)」に勤務した。5年ほど前に店を引き継いだが、「いつか地元で飲食店を開きたい」という夢を持ち続けていたという。石川さんがUターンしたのを機に、昨年秋ごろから物件を探し始めたところ、以前から客として訪れていた「書翰集」が閉店することを知ったという。「自分にとっては憧れの店の一つだったので、運命のようなものを感じた」と振り返る。
「前店の歴史をつなぎつつ、新たな歴史を重ねていきたい」と思い、店名は書翰(手紙)から連想して付けた。前店から引き継いだ椅子も2階に置いている。「日常からふと離れて、立ち止まったりゆっくり過ごしたりする時間を過ごしてもらえれば」とも。
営業時間は11時~17時(喫茶は16時まで)。月曜・火曜定休。