ラーメンを提供する「焼鳥 田むら」(安曇野市豊科、TEL 0263-88-2099)が「綿半スーパーセンター豊科店」近くに11月4日、オープンした。
店舗面積は約87坪。席数はカウンター、テーブル、小上がり合わせて44席。中野市でラーメン店「麺道夢幻」を運営する田村祐助さんが新たに開業した。
田村さんは安曇野市出身。2018(平成30)年に安曇野・堀金で「麺道夢幻」を開業。翌年、長野市赤沼へ移転した直後に台風19号で被災し、中野市で再オープンした。自身のキャリアの出発点が居酒屋だったということもあり、「いつかは地元で居酒屋を始めたいと思っていた」と振り返る。中野市の店を昨年9月末から無期限休業として、準備を進めてきた。
当初は店名の通り、焼き鳥をメインに提供する予定だったが、スタッフとして見込んでいた高校生に「ラーメン店はいいが、居酒屋は昼間でもアルバイトができない」と言われ、人手不足に。1週間設けたプレオープンの期間で、ラーメンの注文が予想以上に多かったこともあり、焼き鳥ではなくラーメンをメインにすることを決めた。
「手揉(も)み中華そば」(1,000円)は店でもんだ太麺を使用。麺の食感を楽しめるようトッピングはシンプルに、豚バラ肉を煮込んだチャーシューとメンマ、ネギをのせる。ストレートの細麺を使う「中華そば」(850円)もある。ほかに、「チキンカツ定食」(1,450円)など定食やサイドメニューも用意する。
「想定外のオープンとなったが、自分が思っている以上に『夢幻』のラーメンが愛されていることが分かった」と田村さん。今後はラーメンの種類を増やしていくという。「いずれは『朝ラー』も検討したい。皆さんのニーズに合わせて、親しまれる店にしていければ」と意気込む。
営業時間は、11時30分~15時、18時~21時。