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池田町に「HOP FROG CAFE」移転 クラフトビールとコーヒーをコースで体験

「皆の声で、できあがっていく店」と話す和平さんと直子さん

「皆の声で、できあがっていく店」と話す和平さんと直子さん

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 クラフトビールとコーヒーの体験型カフェ「HOP FROG CAFE(ホップフロッグカフェ)」(北安曇郡池田町池田、TEL 090-6022-5760)が移転オープンして2カ月が過ぎた。

クラフトビールとコーヒーはコースで提供

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 約250平方メートルほどある築60~70年の一軒家を改装。リビングのような広いスペースと、縁側、カウンターに12席を設ける。テント泊ができるガレージもあり、夜の飲食とセットでテントやキャンピングカーで宿泊もできる(要予約)。

 クラフトビールとコーヒーは飲み比べができるコースで提供する。「クラフトビールコース」(3,500円)は6種類の味見をした後に、600ミリリットル分の好きな種類を選ぶ。コーヒーは、滴下式の水出しコーヒー器具を使って抽出。5種類をウイスキーのテイスティンググラスで飲み比べる「豆比べコース」、5種類のコーヒーから1種類を選び、形状の異なる3つのグラスで味わいの違いを楽しむ「アヴェンシコース」(以上1,800円~)などを用意する。

 フードメニューは、「モルトパンサンドイッチ」(450円~)や「スコーン」(380円)、「キャロットケーキ」(450円)など。ランチは「きまぐれランチメニュー」(1,300円~)、夜は「お惣菜(そうざい)プレート」(2,000円)など時間帯限定で提供するメニューもある。

 同店は2015(平成27)年8月、吉川和平さんと妻の直子さんが東京から移住し、「まつもと市民芸術館」(松本市深志3)の通りを挟んだ向かい側で開業した。「当時はまだそんなにメジャーではなかった浅いりコーヒーとクラフトビールを紹介したいと思って始めた」と和平さん。徐々に、「1杯にもっとゆっくりと向き合えるような形で提供したい」と考えるようになったという。

 「わざわざ足を運ぶ」からこそ得られる満足感と、松本から遠すぎない距離感を両立できる場所を探し、池田町にたどり着いた。直子さんは「決め手となったのは、田んぼと北アルプスの景色。目の前に電線がないガレージからの眺めが特に気に入った」と振り返る。前店は昨年11月に閉め、年明けから改装を進めてきた。

 当初は宿にすることも検討したが、「宿ではない方が来やすいという人もいて、結果的に私たちのやりたいことと、お客さんの要望を合わせたような形になった」と直子さん。和平さんは「家族連れでも過ごしやすい空間になった。2、3時間ゆっくりするつもりで来てもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時30分~18時。予約制で7時~11時30分(ガレージのみ)、18時~21時も営業する。火曜定休。

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