25周年「クラフトフェア松本」にぎわう-悪天候も会場は盛況、10万人集客

初日は天気も良く、多くの人で会場は終日にぎわった。

初日は天気も良く、多くの人で会場は終日にぎわった。

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 松本・あがたの森公園(松本市県3)で5月30日・31日、「クラフトフェアmatsumoto2009」が開催された。

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 NPO法人松本クラフト推進会(県1、TEL 0263-34-6557)が主催する同イベントは今年で25回目。ガラス・皮革・陶磁・木工・染織・金属をはじめ、石や楽器、紙、ろうそくなどさまざまな分野の約260組のクラフト作家が出展し、実演・販売を行った。

 30日は開始予定時間の11時前から、多くの来場者が詰め掛けた。園内各所に張られたテント内には、食器や靴、衣類、アクセサリーなどの日用品から、いすやテーブルなどの家具、楽器、オブジェなど幅広い作品が並び、気になる作品を手に取ったり、作り方を聞いたりする来場者の姿が見られた。出展者とは「去年も買いました」「またお店に連絡します」といった会話も目立った。

 中でも、日本装飾美術学校(諏訪市)が行うガラス工芸の実演には多くの来場者が足を止め、工程に見入っていた。芝生広場の中央では25周年記念としてもちつき大会が行われ、手拍子に合わせてつかれたもちが、来場者に振る舞われた。

 名古屋のあめ細工「鶴藤」はウサギやキノコなどの形をしたあめ3本と、リクエストに応じて作るあめ1本をセットにして販売。あめ細工師・貴子さんが糸切りばさみのような道具を使い、1分あまりで「イルカ」や「ペガサス」を作り上げていくと、テント前には子どもたちが集まり、貴子さんの手元を熱心に見つめていた。

 陶磁器を出品した愛知県のクメマイコさんは今回が初出展。「(初めてなので)のんびり構えていたら、人がどんどん来てしまって…(笑)」とフェアの雰囲気に圧倒された様子。ブースに並べた皿や小鉢は道行く人が次々と手に取り、値札をつける暇もないほど。名刺やショップカードを求める人も多く、作り方や手入れ方法などを説明しながら、1人ひとりに丁寧に対応していた。

 31日は朝からの雨が時折激しくなる悪天候にもかかわらず、人の流れは絶えることなく続いた。2日間を終え、「天候の割には多くの人に来てもらえた。おそらく昨年の10万人を上回るこれまでで1番の人出になったのでは」と実行委員長の花塚光弘さん。周遊バスや、パスポートなど今年初めて導入したサービスについては、「成果についてはこれから話し合って今後に生かしていきたい」と話す。

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