信楽の気鋭陶芸作家・中川雅佳さん、浅間温泉のギャラリーで個展

質問にも気さくに応える中川雅佳さん

質問にも気さくに応える中川雅佳さん

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 浅間温泉の「手仕事扱い処 GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で陶芸作家・中川雅佳さんの個展「中川雅佳の『今』」が開催されている。

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 中川さんは滋賀県信楽の出身。土地柄、陶器が身近にあり、以前から好きだったものづくりから離れられず、会社を辞め、滋賀県窯業技術試験場のデザイン科に入り陶芸を学んだ。2005年に独立し、現在も信楽で制作活動を続けている。

 同ギャラリーの瀧沢一以さんが、中川さんの作品を購入したのがきっかけで、2006年に個展を開催。今回が2回目となる。「作家さんは、昔の作品を見られるのを恥ずかしがるから」と中川さんに「いいですか」と確認を取った後、きっかけとなった花器をギャラリーの奥から出してきた瀧沢さん。花器を見るなり「それは恥ずかしい…」と声を上げる中川さんに「だから言ったのに…」と瀧沢さんが笑う。中川さんの在廊日にはそんなやりとりも見られた。

 会場には食器・花器などを中心に、使いやすさを考えたものからユニークな形のものまで100点余りの作品が並ぶ。土や上薬は中川さんが配合を考えて作ったオリジナルのものを3、4種類使い分けている。表面は「焼き締め」という上薬を使わずに仕上げているものもあり、素朴であたたかい風合いのものが多い。小皿やカップなど小さいものや、花器は大きなサイズのものもあり、中には「どろんこ」と名付けられたTシャツの形をした花器も。

 「自分が気に入ったものを使うことで生活が楽しくなる。手作りのもののよさを感じてもらって、ぜひ使ってほしい」と中川さん。

 営業は土曜・日曜・祝日の10時~18時。平日に来店希望の場合は要連絡。入場無料。同展は29日まで。最終日は中川さんが在廊を予定している。

手仕事扱い処 GALLERYゆこもり

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