松本にオーガニック食材店「桜山」-多目的スペースや服のリメークも

さまざまなオーガニック食材が並ぶ店内

さまざまなオーガニック食材が並ぶ店内

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 松本・岡田に5月1日、オーガニック食材店「オーガニックマーケット桜山(さくらさん)」(松本市岡田下岡田、TEL 0263-88-6936)がオープンした。

店内には「循環ボックス」も

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 店舗面積は約8坪。塩月孝太郎さん(39)・あいさん(29)夫妻が自宅の古民家で開くもので、孝太郎さんが厳選した約300品目のオーガニック食材をメーンに扱う。干物をはじめ、みそやしょうゆなどの調味料、菓子、インスタントラーメンも。「豆乳で作ったマヨネーズやレトルト食品などもある。自然食品になじみのない人でも、気軽に生活に取り入れてもらえるよう、幅広くそろえた」と孝太郎さん。

 リメーク作家でもあるあいさんの作品も販売。アメリカのインディアンに伝わる魔よけのお守り「ドリームキャッチャー」は、木のつるで枠を作るため、大きさや形が一つずつ異なる。ビーズや羽で装飾され、色鮮やかな作品に仕上がっている。洋服のリメークも受け付ける。「ただ修繕するだけでなく、子どものころ穴が開いたらお母さんがパッチワークして直してくれたような、喜びみたいなものをプラスできれば」とあいさん。2階はタイ式マッサージやヨガも行う孝太郎さんによる施術や教室、ワークショップやライブなど多目的スペースとして活用する。

 飲食店での勤務経験がある孝太郎さんが、健康と食が密接につながっていると感じ、オーガニック食材を使い始めたことが、同店オープンの大きなきっかけとなった。「必要としている人がたくさんいるのに、扱っている店が少ないと思っていた。自分で仕入れていたので、ほかの人にも提供できると思い、開業した」と孝太郎さん。「食材を買いに来ても使い方が分からないという方もいる。実際に商品を使った料理教室ができればと思っている」

 田園風景に囲まれたのどかな場所に位置する同店。「『ここだけ時間の流れが違う』と言ってもらえることが多い。外にベンチもあるので、これからの気持ちいい季節、なごみに来るだけでも大丈夫」とほほ笑む孝太郎さん。「看板は設置しているが、細い道なので場所が分かりづらくて…。勇気を出して看板の先へ来てみてください(笑)」とも。

 営業時間は10時~18時。今月25日にはアフロビート音楽集団「大町ガイ」によるライブが行われる。参加費は、1,000円(ごはん、ドリンク付き)。問い合わせは同店まで。

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