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「第38回松本ぼんぼん」に過去最多325連-マナー意識向上も

多くの人でにぎわう「松本ぼんぼん」

多くの人でにぎわう「松本ぼんぼん」

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 松本の中心市街地で8月4日、「第38回夏まつり松本ぼんぼん」が行われた。過去最多の325連、2万7100人が踊りに参加し、市内は浴衣や法被姿の人たちであふれ、にぎわいを見せた。

「子牛」を引き連れ、牛柄の法被で踊る「メイトー」連

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 毎年8月の第1土曜に松本駅東側から松本城にかけて広がる中心街で行われる同祭。「連」と呼ばれる参加グループが軽快な音楽に合わせて、踊りながらコースを回る。各連の踊りを審査員が審査し、最優秀賞をはじめさまざまな賞を選出する。今年は参加連や観客のマナー、統一感のある踊りの徹底を呼び掛け、乱れた服装や音の出る鳴りものの使用を禁止。踊りの最中に通行者が横断して遮らないようにスタッフを配備した。

 17時50分、松本山雅F.C.の柿本倫明アンバサダーによる「アルプスの里、歴史をしのぶ城下町に響かせよう、松本ぼんぼんの歌と踊りを!スタート!」の掛け声を合図に音楽が流れ始め、各連が勢いよく踊り始めた。特設ステージでは昨年の最優秀賞「Briks」連が模範として踊りを披露した。

 約100人が参加した「松本山雅」連は「松本山雅」のコールで気合を入れ、背中に山雅のエンブレムと背番号12を付けた緑色の浴衣姿の女性を先頭にスタート。寒川義光さん(40)は「皆で元気に楽しく踊りたい」、初めて参加するという吉田真菜さん(18)は「ずっと参加したいと思っていた。試合もぼんぼんも参加し続けたい」と笑顔を見せた。山雅のサポーター集団「ウルトラスマツモト」連の小松洋平さん(26)は「今日は松田直樹選手の一周忌。ここに来る前にアルウィンで寄せ書きをしてきた。こうして楽しみながら松田選手を思うのもアリだと思う」と話し、連の先頭に立って踊りを楽しんでいた。ほかの連の参加者にも、山雅のユニホームやマフラータオルを身に着けている姿が多く見られた。

 屋台も盛り上がりを見せ、限定メニューを出すところも。「Komachi屋台フェスタ」では、市内外の人気飲食店やメーカー7店がオリジナルメニューを作り、3会場に分けて販売した。「パティスリーシュテルン」(松本市波田)は、上高地の天然水を使った氷で作ったかき氷を用意。市内のバー「ALPHA(アルファ)」と共同開発したアルコール入りの「カクテル氷」も好評を得ていた。

 21時まで踊りは続き、今年の最優秀賞には、踊りに合わせて両面をピンクと黄緑色に彩色したうちわをきれいに見せた「相澤病院」連が選ばれた。

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