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「安曇野スタイルショップ」で体験講座-アート、文化、健康など、内容多彩に

講座「古伝の色染め」の様子

講座「古伝の色染め」の様子

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 JR穂高駅前の「安曇野スタイルショップ」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-8824)で4月から、体験講座「手楽小屋(てらこや)」が行われている。

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 同市在住の作家による作品展示と販売を行う同店は昨年4月にオープン。現在は、作家を中心に約20人のスタッフで運営する。同講座は、それまで使われていなかった同店2階を改装して開いている。「皆が集まって、ものづくりの体験をしたり、学んだりしながら、仲間が増えて楽しい時間が過ごせるように」と同店の松江法子副店長。名前は寺子屋とかけて付けたという。

 今月からは、県からの支援金を受けて「手楽小屋特別講座」をスタート。前期は7月・8月に8講座、後期は9月以降に10講座を予定する。これまでに行われた講座は「消しゴムはんこ講座」「最新ネットコミュニケーション術入門」「安曇野の古民家を訪ねて」など多岐にわたる。「古民家のときは豊科南地区を徒歩で回ったが、40人ほどが参加して盛況だった」(松江さん)。

 23日は、植物染めの歴史や日本固有の染織について学ぶ「古伝の色染め」が行われた。講師は安曇野に工房を構える古代染色研究家・和泉田仁美さんが担当。資料をもとに、参加者からの質問に丁寧に答えながら、現代と古代の染めの技法の違いなどについて説明した。「薬効のある植物はきれいな色が出る」などの解説に、参加者はメモを取りながら熱心に聞いていた。

 「参加者にもとても好評。私たちも『身近にこんな文化があったのか』と再発見できた」と松江さん。今後も健康に関するものや、陶芸や木工などのクラフト関連、家作りや家庭菜園などさまざまな講座を予定する。「『こんなことやっていたなんて知らなかった』という人も多い。しっかり情報発信しながら、いろいろな人に知ってもらって、使ってもらえるようになれれば」

 特別講座・前期では「ゆかたの着方」(8月6日、13時30分~)を開く。通常の講座は随時開講。詳しくはホームページで確認できる。

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