松本で座禅&カフェ「zen cafe」 気軽に座禅体験、僧侶と交流も

照明を落とし、アロマの香りに包まれて座禅を行う

照明を落とし、アロマの香りに包まれて座禅を行う

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 座禅と茶話会を楽しむイベント「zen cafe」が2月22日、松本・中町の「蔵シック館」(松本市中央2)で行われる。

法話も身近な話題で分かりやすく

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 座禅の時間と、座禅を通して感じたことをお茶を飲みながら気軽に話し合う時間を設ける同イベント。池田町の長福寺で昨年11月から月に1回のペースで始め、今回が4回目となる。同寺の住職・竹村信彦さんは「座禅というとストイックなイメージがあるかもしれないが、もっと気軽に日常的に取り入れてもらいたい。そのきっかけになるような場を作りたい」と話す。

 1月24日に同館で行われた3回目のイベントには、10人が参加。まずは、座布への座り方や足の組み方、姿勢と呼吸の整え方などを聞き、参加者は壁に向かって座って目を閉じた。座禅の時間は30分程度で、続けて嶺頭院(箕輪町)の住職・上野徳親さんが法話を行った。最近、大手企業で取り入れられているマインドフルネスや瞑想(めいそう)について紹介。「忙しい生活に追われるばかりではなく、心を空っぽにして日常を忘れる時間を持てる人を増やしていきたい」とも。

 茶話会では、池田町名産のハーブティーを用意。2人の住職と共にテーブルを囲み、質問したり、カードを引いて決めた話題について話したりしながら、和やかに過ごした。

 2人の住職は共に30代で、「自分たちの同世代、若い世代にとって寺は遠い存在。もっと知ってほしい」という思いを抱く。「座禅=無になる、と考えると難しく感じるかもしれないが、スマホを手放してボーッとする時間だと捉えてもらえれば」と竹村さん。「棒で肩や背中を打たれることもないので、まずは入門編として、興味ある人は気軽に体験してほしい」と上野さん。

 今後も月に1回ペースで開催していく予定で、ほかのイベントとのコラボも企画したいという。「会社帰りにホットヨガに行く、という感覚と同じような感じで立ち寄ってもらえるようなイベントにしていきたい」と意気込む。

 開催時間は18時30分~20時30分。参加費500円。申し込みはホームページから受け付ける。

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