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松本の護国神社に「大絵馬」 犬の寄り添う姿、「励まし支え合う」願い込め

「参拝の帰りに見て、和んでもらえれば」と古荘さん

「参拝の帰りに見て、和んでもらえれば」と古荘さん

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 松本・美須々の長野縣護国神社(松本市美須々6)に、干支(えと)にちなんだ戌(いぬ)の大絵馬が飾られている。

除幕式の様子

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 絵馬の大きさは縦約2.3メートル、横約3.7メートル。互いに励まし、磨き合うという意味を持つ「切切偲偲(せつせつしし)」をテーマに、市内のイラストレーター・古荘風穂さんが制作。70匹ほどの犬が寄り添い合い、1匹の大きな犬を形作っている。「今年は国内外問わず、心臓に『ドスン』とくるようなニュースも多かった。そんな中、温かい気持ちを大事にできればと、支え合うことで楽しくなるようなイメージで描いた」

 古荘さんが同神社の絵馬を描くのは8年目。毎年11月中旬から2週間ほど掛けて仕上げる。自身も犬を飼っていたことがあるという古荘さん。「動物は何でも好きで、犬ももちろん大好き。今年は犬をたくさん描きながら、いつ完成させようか、終わりたくない、ずっと描いていたいような気持ちになった」と振り返る。

 12月22日には除幕式が行われた。師走大祓(おおはらえ)式・越年祈願祭の参列者が紅白のひもを引き、絵馬が披露されると、感嘆の声が上がった。

 大絵馬は1年間飾られる予定。普通サイズの絵馬も販売する(1枚1,000円、50枚限定)。

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