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安曇野にギャラリーカフェ「凡凡舎」 北アルプスの眺め楽しむロケーション

窓からは常念岳や蝶ヶ岳などを眺めることができる

窓からは常念岳や蝶ヶ岳などを眺めることができる

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 安曇野・国営アルプスあづみの公園近くにカフェギャラリー「凡凡舎(ぼんぼんしゃ)」(安曇野市穂高牧、TEL 0263-87-0654)が11月2日、オープンした。

ギャラリースペースでは小平彩見さんの版画展も

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 店内はカラマツやアカマツなど安曇野産の木材を多く使い、ぬくもりを感じる雰囲気に仕上げた。通りに面した窓は広く取り、常念岳や蝶ヶ岳など北アルプスを望めるようにした。店主の下岡理嘉さんが一目ぼれしたというデンマーク製の薪(まき)ストーブも設置。テーブル12席と、ギャラリースペースを用意する。

 東京の堀口珈琲(コーヒー)から仕入れた豆を使ったコーヒーは、ブレンド2種(500円)と「本日のおすすめ」(600円)で提供。注文を受けてから豆をひき、一杯ずつハンドドリップで入れる。棚に並んだカップ&ソーサーは下岡さんが全国各地で買い求めたもので、好きな器を選ぶことができる。生のレモンを搾った「レモネード」や「レモンスカッシュ」(以上400円)や、ビール、グラスワイン(赤、白)なども。

 フード類は、「オムライス」(850円)、「凡凡カレー」(900円)や生パスタを使った「あづみのパスタ」(950円)などを用意。ランチタイムはサラダとスープが付く。

 不定期で企画展を行う予定のギャラリースペースでは現在、木版画作家・小平彩見さんの版画展「想像する路(みち)」を開催。新作を含む約10点と、装丁を担当した本も合わせて展示する。

 「カフェを開きたいという思いはかなり前からあった」と下岡さん。5年前に仕事を辞めてから、カフェで働いたり、妹の木内文嘉さんが昨年、中町にオープンしたギャラリー&ショップ「手仕事商會すぐり」を手伝ったりしながら少しずつ準備を進めてきた。「妹が先に開業したので、私も頑張らなきゃと思って(笑)。焼き物好きの母の影響もあってか、私も妹も、器やクラフト作品が自然に好きになった」とも。

 オープンして1カ月。子ども連れの人や、窓の外を眺めてゆっくり過ごす人も多いという。「幅広い層に利用してもらえる店にしたい。一人で景色を楽しんだり、友達とおしゃべりを楽しんだり、思い思いの時間を過ごしてもらえれば」

 営業時間は10時~17時。水曜・木曜定休。小平さんの版画展は19日まで。

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