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松川村に木工家具「ソルンテ」移転 工房兼ショップで家具や小物、雑貨も

屋号の由来は好之さんの出身地である新潟の方言「(木は)反るんて」

屋号の由来は好之さんの出身地である新潟の方言「(木は)反るんて」

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 北安曇郡松川村に、木工家具の製作・販売を手掛ける「solnte(ソルンテ)」(北安曇郡松川村、TEL 0261-85-6899)が5月1日、移転オープンした。

ショップ内には家具や雑貨も

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 自宅に工房とショップを併設。約12坪のショップでは、定番商品のテーブルや椅子、キャビネット、カッティングボード、トレーなどの小物を展示販売する。木材は主にムク材を使用し、北欧と日本、両方のテイストを取り入れた家具を製作。ムク材の特徴として「家具や商品になった後でも、環境に応じて木は動く」ことから、塗装やメンテナンスにも気を配る。

 スエトシヒロさん(磁器)、金井三和さん(陶器)の器や、月日工藝(金属)の小物やアクセサリーなども並ぶ。移転して新たに、「NALUQ(ナルーク)」のリネンウオーターや「Bee Eco」の何度でも使えるラップなども取り扱いを始めた。「自分たちの思いとどこか通じているものを、皆さんにも薦めたい」と嶋田好之さん・ふみさん夫婦。

 2人は木曽郡上松町の「上松技術専門校」で知り合い、卒業後は別々に働いていたが、2009年10月にふみさんの両親が暮らす松本市奈川で工房を構えた。「実家近くの空き物件を紹介されたのと、子どものこともあったのでちょうど良かった」とふみさん。「制作に集中でき、いろいろな人との出会いもあったが、いつか別の場所でという思いもあった」と振り返る。県内外問わず物件を探し、3年ほど前にこの場所に決めたという。「大好きな『ちひろ美術館』に近いことも決め手の一つになった」

 「私たちが作る家具や小物はもちろん、扱う雑貨も丁寧な仕事のものばかり。見て、実際に触れる機会になれば」とふみさん。現在、自宅キッチンも制作中で、「興味のある方には見てもらえるようにしたい。オープンには間に合わなかったので、頑張って進めている」と笑顔を見せる。「オーダーなども気軽に相談してもらえれば。以前より、アクセスも良くなったのでドライブがてら遊びに来てほしい」とも。

 営業時間は10時30分~17時。水曜・木曜定休。

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