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松本・里山辺で帽子展示&オーダー会 「イギリスの春の庭」イメージ

「一足早く春をお届けできれば」と小林さん

「一足早く春をお届けできれば」と小林さん

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 松本・里山辺の「してきなしごと アトリエ」(松本市里山辺、TEL 0263-88-3787)で現在、「Viridian(ビリジアン)」小林愛さんの帽子展示とオーダー会「Edwardian Garden(エドワーディアン・ガーデン)」が開催されている。

ウィリアム・モリスの生地を使った帽子

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 キャップ、ハット、キャスケット、ベレー帽、ハンチングなどさまざまなタイプの帽子、約50点を展示する。「この時期の開催だったので、一足早い春を感じてもらえるように意識した」というサイズオーダーの新作は12点を用意。イギリスの生地を中心に、淡い色合いや、植物や動物が描かれたものも多い。

 DMにも使った帽子の生地はウィリアム・モリスのもので、約120年前のデザインだという。「古さを全く感じさせず、100年以上も柄として残っているのがすごい。もともとは刺しゅうのための図柄だったようで、所々点線で描かれているのも面白い」

 イメージソースにした本「カントリーダイアリー」は、イギリス人女性・イーディス・ホールデンが1900年ごろに書き残した季節ごとの観察記録で、詩とともに植物や鳥、昆虫などが描かれている。「動植物にインスパイアされて、制作に生かそうと思っていたが、いつしか彼女の人柄が気になりイメージが膨らんだ」と小林さん。「散歩するときにかぶる帽子」「仲良かった人が愛用していた帽子」などストーリーが広がり、一つ一つの帽子が出来上がっていった。制作時にストーリーを書き留めたノートも合わせて展示する。

 小林さんは2003年から帽子の制作を始め、2010年1月に東京・目黒に店舗兼アトリエとして同店をオープン。松本での展示は3回目となる。「今年は松本から始めようと思っていたので、東京ではまだ発表していないコレクションを真っ先に持ってきた」と小林さん。「この先の季節を楽しみにできるような帽子との出合いになれば。気軽にいろいろかぶってみてほしい」とも。

 価格は展示品=1万7,000円~、カスタムオーダー(納期4~6週間)=2万円~。営業時間は11時~18時。3月27日まで(25日は休み)。26日・27日は小林さんが在廊し、セミオーダーに対応する。

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