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安曇野のギャラリーで「クリスマス展」-磁器など作家4人が200点以上

落ち着いた雰囲気のギャラリー内

落ち着いた雰囲気のギャラリー内

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 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、作家4人による企画展「冬のシュタイネ X'mas Box 2012」が開催されている。

足立さんの陶製の靴のオブジェ

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 「大切な人へ 自分へのご褒美に 笑顔がつながる贈りものを」をテーマにした作品、約200点を展示する。「クリスマスらしい色鮮やかな展示ではなく、静かに祈るような、厳選された落ち着いた展示を目指した」と同ギャラリーオーナー。道具政子さん(磁器)、足立尚子さん(陶小物)、今城晶子さん(金工)、松永弦楽器工房(木工)が参加する。

 足立さんは陶製の靴のオブジェを出品。直径4センチほどの小さな靴で、スニーカーやブーツ、サンダル、子ども用の靴など、さまざまな種類の履物が並ぶ。全てに箱が付き、箱の中に敷く布も手作り。靴と靴箱を額に納めた作品や、バイオリンやホルンなど楽器のシリーズも展示する。

 今城さんの作品は、時計のパーツを使ってそのままピアスにしたものや、樹脂の中にパーツを入れて固めたペンダントなどを中心に、植物を取り入れた新作も並ぶ。本物の植物で型を取って作ったシリーズは、アジサイの花びらのブローチや葉っぱのペンダント、カイヅカの葉のピアスなどさまざまで、シルバーと真ちゅうの2種類を制作。小さな試験管の上に金属製の葉を取り付け、中には本物のエアープランツの根を入れたものも。「発想がすごく面白い。(同展の)DMと偶然、同じデザインだったのでびっくりした」

 道具さんは青みがかった磁器の皿やカップ、アロマポット、キャンドルホルダーなどを出品。旧作で型がないため作れなかったカップ&ソーサーは、リクエストが多かったため、型を作り直して制作したという。松永弦楽器工房は、ウズラの卵やドングリの形をしたバードコールや、名刺入れ、ペーパーナイフなど、木のぬくもりを感じられる作品を用意する。

 「クリスマスらしいにぎやかな演出と異なり、落ち着いたクリスマスを表現する展示は難しかった」と同ギャラリーオーナー。「心の中に問い掛けるような展示にしたいと思い、企画した。じっくりと作品を見てもらえれば」とも。

 作品は販売も行う。陶製の靴=1,500円~、アジサイの花びらのブローチ=6,300円~、カップ&ソーサー=6,300円、バードコール=1,500円~など。営業時間は10時~18時(最終日は16時まで)。木曜定休。入場無料。12月26日まで。

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