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松本の雑貨店で「春待ち蚤の市」 移転前最後の企画、なじみの作家ら出展

「蚤の市」らしい雰囲気の店内

「蚤の市」らしい雰囲気の店内

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 松本の雑貨店「tonico(トニコ)」(松本市中央2、TEL 0263-34-6621)で現在、「春待ち蚤(のみ)の市」が開催されている。

さまざまなアイテムが並ぶ

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 フリーマーケット&アウトレットには、同店なじみの作家が出品。mauve山本葵さん、小沢夏美さん、ようさん工房、スミレ研究所、モモセヒロコさん、salon as salon、山崎美帆さん、AkaneBonBonさん、tojikyokoさん、ninjinsan、C23柿澤美香さん、柳澤友子さん、すみれ洋裁店、はねやまの14組。過去の作品やサンプル品なども並ぶ。

 小沢さんのポストカードは7枚セットで、2002年~2007年ごろのもの。「この先販売することはないと思われます。こわいもの見たさで買ってください」とメッセージが添えられている。山崎さんのZINEやポストカードなどがセットになったものや、すみれ洋裁店の中身が見える福袋など、ユニークなアイテムも。

 「春待ち文庫」として、「キジブックス(麦小屋)」と「Little Booksellers」も出店。「春を待つ」をキーワードに絵本などをセレクトした。併せて、同店のセールも行う。

 2007年2月3日にオープンした同店。同イベントの最終日となる2月4日に閉店し、移転準備に入る。「ここを離れることをお知らせしてから、惜しんでくださる声をたくさん頂いた。自分の店というよりは、皆さん一人一人にとっての『トニコ』になっていたんだなと思う」と店主の小池綾さん。移転先は安曇野市内の予定だが、時期は未定。「どういう店になるかは分からないが、その場所で、自分のペースでやっていくことで『トニコ』になっていくような気がする」

 イベント名は、同店をオープンする前に小池さんが信州大学近くで営んでいたカフェで開催していたものと同じ名前にした。「何となく響きが気に入っていて、季節もちょうど良かったので」と小池さん。期間中は、出品作家が店頭に立つ日もあるという。「珍しいものや、なかなかセールにならないアンティーク品もあるので、ぜひ立ち寄ってもらえれば」

 価格は、小沢さんのポストカードセット=300円、山崎さんのZINEセット=380円、すみれ洋裁店の福袋=1,500円など。営業時間は12時~17時(1月30日は13時30分~18時、最終日は13時~)。会期中無休。2月4日まで。

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