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松本・浅間温泉で陶展「小さな建物と器を少々」-「マチナミ」創り出す

ギャラリー内に「マチナミ」が出現

ギャラリー内に「マチナミ」が出現

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 松本・浅間温泉の「手仕事扱い処GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、こうや電気窯・石橋優さんの陶展「小さな建物と器を少々」が開催されている。

明かりをともすと違った雰囲気に

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 島根県松江市で作陶する石橋さんの初個展。地元の石州瓦が特徴的なミニチュアの家をはじめビル、街灯、車などの「マチナミ」作品のほか、スノードームや食器など合わせて約200点を展示する。

 石橋さんは大阪美術専門学校陶芸専攻卒業後、2005年に開窯。代表作の「マチナミ」シリーズは、壁や屋根を組み立てた後に窓や玄関を彫り、屋根瓦を作る。壁は紅がらで下塗りしてから、こてで白土を塗って仕上げる。屋根が外れるふたものや、中に明かりがともるものなどさまざまで、「かいだんのある建物」「低いガレージのある建物」「天井灯のある抜け道のある塔」など名前が付いているものも。

 「家モチーフの作品を作る人は大勢いるが、石橋さんは一軒一軒の家ではなく、『マチナミ』を創り上げているところが魅力」と同ギャラリーの瀧沢一以さん。同展に合わせて浅間温泉バージョンの「マチナミ」も出品。なまこ壁の蔵と街灯や同ギャラリーの湯殿などが並ぶ。

 2010年に石橋さんが「クラフトフェアまつもと」に出展し、瀧沢さんが目にしたことがきっかけ。その際に同ギャラリーを訪れて撮った写真が、浅間温泉バージョンの「マチナミ」になった。クリスマスシーズンに合わせ、松本で制作するkenkencraftのワイヤーツリーも展示する。「夕方、明かりをともすと雰囲気が異なる。時季柄、プレゼントにも最適」と瀧沢さん。「ギャラリーに『マチナミ』が出現する光景はなかなかない。ぜひ足を運んでもらえれば」とも。

 作品は全て販売する。おうち=3,200円~、スノードーム=4,500円、カップ=1,500円~など。営業時間は10時~18時。木曜・金曜定休。12月24日まで。23日・24日は石橋さんが在廊する。

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