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陶芸家・たこあつこさん、浅間温泉のギャラリーで個展-「プレゼント」テーマに

かわいらしい作品が並ぶギャラリー内

かわいらしい作品が並ぶギャラリー内

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 浅間温泉のギャラリー「手仕事扱い処GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、陶芸家・たこあつこさんの個展「たこあつこ陶展 プレゼント」が開催されている。

魚の形の皿に鳥が描かれた「とりざら」

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 食器類をはじめ、時計やオブジェなど約300点を展示する。たこさんの作品は絵付けが特徴的。デフォルメした動植物や人をかわいらしいタッチで描き、鮮やかな色で着色する。ギャラリー内の床の間を窓に見立て、建材用のシートで作った鳥を貼ったり、家や人のオブジェを置いたりするなどしてにぎやかに飾り付けている。「プレゼントを持った鳥が空を飛んでいて、子どもたちはそのプレゼントをもらえるのを待っているイメージ」とたこさん。

 開催期間に合わせて土鍋を多く出展。「野菜をたくさん入れたときでもふたが閉まるようにふたを大きく作った。絵をたくさん描きたかったのもあるけど」とたこさんは笑う。時計は家の形をした卓上タイプと、「おばあちゃん」と題した壁掛けタイプを用意。購入者は、20色近くある針から好きな色を選べる。「色によって時計の雰囲気がガラリと変わるので面白い」。

 線のみで描くシンプルな「家シリーズ」も展示。夜の街をイメージしているという同シリーズには、目つきの鋭い生き物が街並みに混ざって描かれている。「夜になったら出てくる『悪いやつ』(笑)」。

 富山県出身のたこさんは同展が県外での初個展。13年ほど前に趣味で始めた陶芸にのめり込み、現在に至る。約4年前に富山で開催した個展がきっかけで同ギャラリーの瀧沢一以さんとの交流が始まり、開催時期を検討してきた。「当時はこのギャラリーを埋める自信がなかった。二人展も考えたが、相方が思いつかなくて…。何度も話し合いを繰り返すうちに時もたち、一人でもできると思うようになり、開催を決めた。時期が来たなと思った」とたこさんは話す。「初めて見る人もたくさんいると思うが、楽しんでもらえれば」。期間中、購入客先着30人に、オーナメントやマグネットなどたこさん手作りの「プレゼント」を進呈する。

 作品は販売も行う。皿=1,200円~、カップ=2,400円~、時計=3,500円~、土鍋=1万円~など。営業時間は土曜・日曜・祝日と24日の10時~18時。入場無料。12月24日まで。12日と24日の午後はたこさんが在廊を予定する。

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