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安曇野でカレンダー作りワークショップ-地元書店と印刷会社が共同企画

カレンダー作りワークショップの様子

カレンダー作りワークショップの様子

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 安曇野・スワンガーデン内の「平安堂あづみ野店」(安曇野市豊科南穂高、TEL 0263-72-8877)2階「カフェ・ぺえじ」で11月23日、カレンダー作りのワークショップ「てづくりカレンダーをつくろう!」が行われた。

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 ワークショップは午前・午後の2回開催。午後からは10人ほどが参加した。作ったのは3カ月ごとになっているA4の中とじカレンダー。4種類のデザインから好きなものを選んでミシン目で切り離し、ホチキスを使って組み立てた後、用意されたイラストやシール、ペンやクレヨンなどを使って余白に思い思いのものを描く。参加した子どもたちは、季節に合わせてイラストを選んだり、家族の誕生日に印をつけたりしてカレンダー作りを進めた。

 カレンダーは1時間ほどで完成し、子どもたちはスタッフや家族に見せていた。穂高南小学校4年生の岡村美花さんと柚花さんは姉妹で参加。仲良く相談しながら作業を進めた。「絵を描くのが好きなので楽しかった。『ハロウィーン』のところを頑張って作った」と美花さん。

 ワークショップは、同店と松本市内の印刷会社・藤原印刷が共同で企画。半年ほど前に出版社の人を介して知り合い、企画を立ち上げた。「書店と出版社、印刷会社と出版社は日ごろからつながりがあるが、書店と印刷会社はこれまであまり結びつきがなかった。でも、近くなので何かできればと思って…」と同社の藤原隆充さん。印刷会社としての特性を生かそうと、製版したカレンダーを使うのではなく、紙をカレンダーの形にするところから体験してもらおうと工夫した。「最初は日付だけ入っていればいいかとも思ったが、季節を感じられるイラストも入れた。子どもたちもそこからイメージを膨らませることができたみたいなので良かった」とデザインを担当した同社の大日方裕子さん。

 同店の小林幹徳副店長は「これまでもワークショップは行っていたが、地元企業と一緒にするのは初めて。お互い初めて同士で手探りのところもあったが、子どもたちに喜んでもらえて良かった」と振り返る。

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