映画「白夜行」ロケで堀北真希さんら来松-市民エキストラも参加

映画「白夜行」ロケの様子。

映画「白夜行」ロケの様子。

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 堀北真希さん主演の映画「白夜行」の撮影が6月7日、松本市の結婚式場「アルモニービアン」などで行われた。

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 原作は東野圭吾さんによるミステリー小説。舞台は1973年の大阪で、殺された質屋の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・唐沢雪穂の周囲に不可解な凶悪犯罪が次々と起きていく物語。今までに舞台化やドラマ化がされており、昨年は韓国でも映画化された。監督は深川栄洋さん。出演は堀北真希さんのほか、高良健吾さん、船越英一郎さん、戸田恵子さん、田中哲司さんら。配給はギャガ(東京都港区)。

 当日は、亮司が雪穂の経営するブランドショップ「R&Y」の向かいのビルから飛び降り自殺をするシーンを撮影。「R&Y」に見立てたアルモニービアンには看板が取り付けられた。20時から始まった撮影には、事前に応募した市民エキストラ約50人が通行人や野次馬役として参加。現場には100人近くの見学者が詰め掛けた。

 まずは亮司が飛び降りた直後のシーンを撮影。亮司役の高良さんが地面にうつぶせになり、血の演出を加えるなどして何度かテストを繰り返した。「本番」になると人や車の通行を止め、動くことも禁じられたため、周辺は静まり返る。見学者や待機している市民エキストラは張り詰めた空気の中、緊張した面持ちで撮影の様子を見つめ、「カット、OK」と声が掛かるとホッとした表情を見せた。

 少しずつ市民エキストラの参加を増やしながらシーンを撮り進め、刑事・笹垣潤三役の船越さんや雪穂役の堀北さんも交えての撮影に。血まみれで倒れている亮司の姿を野次馬に紛れて眺めていた雪穂がその場から立ち去るシーンでは、堀北さんを囲むように配置された市民エキストラは緊張した表情を見せながらも、遺体を見て驚いたり背伸びをして現場を見ようとするなど、さまざまな演技をしていた。

 市民エキストラに参加した高山春香さん(19)は「友人に誘われて参加した。堀北さんの役に入り込んだ表情を見て、こっちまで張り詰めた気持ちになった。いい経験になった」と笑顔で話していた。

 同作品の公開は2011年1月29日を予定。

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