松本に初の猫カフェ-猫好きが高じて開業、「ねこ鍋」用土鍋も用意

見事な「ねこ鍋」。(アメリカンショートヘアのジェイくん)

見事な「ねこ鍋」。(アメリカンショートヘアのジェイくん)

  • 0

  •  

 松本初となる猫カフェ「Zaneli(ザネリ)」(松本市深志2、TEL 0263-36-7299)が2月22日の「猫の日」にプレオープンした。

[広告]

 店舗面積は約12坪で、席数は15席。「猫一色」の店内は、ドアノブやオブジェなど備品はほとんどが猫の形をあしらったもの。キャットウォークや猫が登れるように加工した柱などがある。そのほか、ねこじゃらしやぬいぐるみ、「ねこ鍋」用の土鍋も用意。壁には猫のプロフィールを記したカードをディスプレーする。

 出迎えるのはロシアンブルーやエキゾチックショートヘアなど6匹の小猫で、すべて血統書付き。「なかなか触れ合えないような珍しい種類の猫を選んだ」と同店オーナー・唐木佳寿美さん。それぞれに付いた名前は、唐木さんが「自分に男の子が生まれたら付けようと思っていた」という「トリノ」(ノルウェイジャンフォレストキャット)や、漫画のキャラクターから取った「ビアンキ」(アビシニアン)など。

 当日は、開店前から入店を心待ちにした客が列を作った。2階にある同店はガラス張りになっているため、階段を上っていく際に店内の様子が見え、「かわいい」「早く入りたい」「お母さん、アメショー(アメリカンショートヘア)がいるよ」など、入店前から歓喜の声が上がった。

 来店者は写真を撮ったり、さまざまな道具を使ったりして猫と触れ合う時間を楽しんだ。ひざの上で寝てしまう猫もいるなど、利用客は「帰りたくない」と猫との別れを惜しんでいた。

 「家族みんなが猫好き」という唐木さん。開業のきっかけは、「娘がアトピー性皮膚炎と診断され、猫を飼うことができなくなったことから」という。「それでもやっぱり猫が好きだし、いろいろなところで猫カフェがオープンしているから」と決意した。唐木さんは「アットホームな空間にしたかった。近所の家に遊びに行く感覚で、気軽に来てもらえれば」と話す。

 入店料は20分300円。ドリンクは150円~。ドリンク注文なしでも利用でき、昼食の持ち込みも可能。営業時間は11時~20時。水曜定休(祝日除く)。3月4日までのプレオープン期間は要予約。翌5日より通常営業。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース