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動画×マップアプリ「eXmap」でワイナリー紹介 塩尻市がワインPRで実証実験

当日には10カ所以上のワイナリーの情報を掲載予定だという

当日には10カ所以上のワイナリーの情報を掲載予定だという

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 塩尻市は、マップ上に動画を表示できるアプリ「eXmap」を使い、5月28日・29日に行われる「ワイナリーフェスタ2022 新緑と楽しむワインピクニック」でワイナリーを紹介する動画を配信する。

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 当日は、用意するNFCタグにスマートフォンをかざして、マップにアクセスできるようにする。マップ上のアイコンをタップすると、動画が視聴できる。市内のワイナリーのオーナーへのインタビューや、醸造しているワインの説明のほか、返礼品として掲載するふるさと納税サイトへのリンクも表示する。

 ワイナリーフェスタは3年ぶりの開催。例年はシャトルバスでワイナリーを巡って試飲や見学を行っているが、今回は「平出遺跡公園」(塩尻市宗賀)を会場にして、各ワイナリーがブースを設ける。定員を各日900人とし、チケットもオンラインのみで販売した(現在は完売)。市企画政策部秘書広報課の百瀬俊彦さんは「今年はワイナリーを訪れることができないので、それに代わる、何か良いPR方法がないか模索していた」と話す。

 市では、第3期となる「塩尻ワイン大学」を先月開講。これまでは栽培・醸造や経営がメインだったが、今回新たに「塩尻アンバサダー養成コース」も設け、醸造家の育成に加え、PRにも一層力を入れる。アプリは、今回を実証実験と位置付けており、「結果を見ながら、今後のプロモーション活動に反映させたい」と百瀬さん。

 アプリは、矢野慎吾さん、加藤信也さんらが開発。矢野さんは、旅行の際にユーチューブを使って情報収集するが、場所が分からず困ることがあったという。「マップ上で動画を検索して見られるサービスがあれば」と探したが見つからず、「ないなら自分で作ろう」と昨年10月、エンジニア養成学校「G's ACADEMY(ジーズアカデミー)」(東京都渋谷区)に入学。同期の加藤さんと共にアプリ開発を始めた。

 矢野さんは「動画の訴求力は大きい。これを機に、地図上での動画検索のプラットフォームとして、さまざまなシーンでの活用を提案していきたい」と話す。加藤さんは「遊びに行くときに役に立つツールとして認知度を上げていきたい。日本各地で展開していければ」と意気込む。

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