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松本・裏町で「ワークショップ&ステージ」参加者募集 自身の魅力を表現

昨年のワークショップの集大成として上演した「ワークショップ白書」の様子

昨年のワークショップの集大成として上演した「ワークショップ白書」の様子

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 松本・裏町の活性化を目指して活動する「信州松本うらまちレジリエンスプロジェクト」が5月28日から、自身の個性を見つめ直す「ワークショップ&ステージ2022」を行う。

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 住民有志らが昨年立ち上げた同プロジェクト。裏町にあるフィリピンパブを改装した「スタジオ365松本うら町」(松本市大手5)を拠点に、劇団「TEAM Opcebo(オプセボ)」の公演や上演の様子を紹介する写真展、裏町の歴史をまとめた冊子の配布などを行っている。

 ワークショップは昨年に続いて開催。毎週土曜に3時間半ほどレッスンを行う。講師を務めるのは、同劇団の作・演出を手がける林邦應さんと俳優・名和利志子さん。与えられたテーマについて発想を広げ、自分なりに表現する方法を見つけていく。「役者になるためのレッスンではなく、自分の中にある魅力を引き出して、表現できるようにする。枠にはめるのではなく、自由に、素直に気持ちを出す練習」と林さん。10回のレッスンの後、8月には集大成となる公演も予定する。

 昨年は小中学生5人を含む約15人が参加。「やってみたいという想(おも)いがあれば、きっと成し遂げることができるはず!」をテーマに、自身の魅力を見つめ直し、磨くレッスンを2カ月半行った。11月にはワークショップを通じて作り上げた「ワークショップ白書」を上演。その後、同劇団のメンバーとして参加している人もいる。林さんは「自分の中にあるものを表現するので、うそがない芝居になる。うそがないから、観客も感動できる作品になった」と振り返る。

 同劇団は、3年間で10作品を上演する予定で、5回目となる公演を5月3日に終えたばかり。続けることが認知度の向上につながり、手応えも感じているという。「演じるというのは、つくりものではなく、新しい自分と出会うこと。週に1回、自身を見つめ直して皆に認めてもらう時間を持つことで、世界は広がるはず」と参加を呼びかける。

 参加費は大人=月5,000円、高校生以下=月3,000円。応募はメールで受け付ける。締め切りは5月25日。問い合わせは林さん(TEL 090-4018-0324、10時~15時)まで。

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