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松本で小沢夏美さん個展「手のひらの せかい」 画家活動、20年の節目に

絵画や画集のほか、ブローチやトートバッグなどの小物も展示

絵画や画集のほか、ブローチやトートバッグなどの小物も展示

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 松本市在住の画家・小沢夏美さんによる個展「手のひらの せかい」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

今回の個展に合わせて制作した画集「きのう きょう あした」と、ポストカード

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 今年、画家活動20年目を迎えた小沢さん。毎日描き続けている「日々のカケラ」を中心に、新しく描き下ろした絵画や画集、ブローチやトートバッグなどの小物、約200点を展示する。

 日々感じたことを日記代わりに描いている「日々のカケラ」は、ネコや鳥、植物などのモチーフをカラフルな彩色で抽象的に表現する。「作品の色に自分の気持ちを直結させてはいないが、後で見ると『この日はこんなことを感じていたんだな』と分かる」と笑顔を見せる。絵の世界観を落とし込んで作ったというブローチは、バルサの木を彫刻刀やカッターで削り、絵の具を塗り重ねて制作した。

 7月1日に発行した、画集「きのう きょう あした」は、「日々のカケラ」やライブペインティングで描いた作品など、およそ100点をまとめた。「表紙は絵だけでみせたい」とタイトルを中表紙に入れ、発色の相性が良い紙に印刷し、原画に近い色合いに仕上げた。「(画集は)今回の個展に合わせて、約半年前から制作した。節目の個展をここで開催することができてうれしい」と話す。

 自身の画家活動を振り返り、「いつの間にか20年たっていた。ずっと作品を見てくれている人からは自分では気付かない絵の変化や面白い感想を聞くことができる」と小沢さん。「今日の絵は今日しか描けない。これからも意欲がある限り、描き続けていきたい」とも。

 価格は、絵画=2万円~、画集=3,000円、ブローチ=1,500円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。7月25日まで。

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