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松本でオンライン講演会「災害時に子どもたちの心を支えるために」 節目迎える前に

2019年11月に行われた「福島から伝えたいこと 高校生が見ていた震災、そして今」の様子

2019年11月に行われた「福島から伝えたいこと 高校生が見ていた震災、そして今」の様子

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 災害の際に、子どもの心に大人がどのように寄り添うべきかを考える講演会「災害時に子どもたちの心を支えるために」が2月27日、オンラインで開催される。

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 2011(平成23)年4月に立ち上げた「ケア宮城」の代表・宮城学院女子大の畑山みさ子名誉教授を講師に迎える。主管のまつもと震災支援ネットのメンバーで「子どもが輝く食育ネットワーク松本」の代表・伊藤麻里さんは「(畑山教授は)震災後に教員や保護者、保育士、NPOを支援する講演・ワークショップなどを行っているので、心のケアについていろいろな面から知ることができると思う」と話す。

 まつもと震災支援ネットは震災の経験に学び、避難者と共に松本市民が安心して生活できるコミュニティーづくりを目指して設立。現在、市内の8団体が集まり、講演会などのイベントを行っている。昨年度は、「福島から伝えたいこと 高校生が見ていた震災、そして今」と題して、福島県立相馬高校の生徒が制作したドキュメンタリー映画を上映。パネルディスカッション形式で交流会も開いた。

 本年度は、新型コロナウイルス感染症対策で、初めてオンラインで実施。オンラインの操作に慣れていない人向けに、大手公民館(松本市大手3)ではスクリーンに映して講演会を視聴できるようにする(定員30人)。伊藤さんは「震災後10年という節目を迎えるに当たって、振り返ったり学びを深めたりする機会になれば。子育て中の人をはじめ、子どもと接する機会の多い教員や福祉関係の方なども参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時~15時30分。申し込みはフォームと電話で受け付ける。問い合わせ先は松本市市民活動サポートセンター(TEL 0263-88-2988)。

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