松本で「ぺちゃくちゃないと」開催-1人400秒のプレゼンをつまみに

15人のクリエーターによるプレゼンが行われた

15人のクリエーターによるプレゼンが行われた

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 東京で生まれ、世界158都市で行われているプレゼンイベントの長野版「ぺちゃくちゃないと in NAGANO Vol.6」が12月6日、松本衣デザイン専門学校(松本市中央2)で行われた。

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 「ぺちゃくちゃないと」はクリエーターなどの行うプレゼンを「つまみ」に、観客が楽しもうというイベント。「楽しいプレゼンを行う」がルールで、ジャンル・内容は問わず、20枚のスライドを20秒ずつ表示しながらプレゼンを行い、1人400秒で強制的に終了する。採点や表彰などは行わない。

 この日はファッションデザイナー、3Dデザイナー、パティシエ、マッサージ師など15人がプレゼンターとして参加。自分の仕事や作品、海外で感じたことや、今思うことなどさまざまなテーマでの発表が行われた。木曽から参加した糸のこアーティストDr.ナルカリさんはプレゼンのほかに踊りながらの糸のこパフォーマンスも披露。会場を大いにわかせた。会場にはベーカリー「ボンヌ・ジュルネ」とバー「バッカス」も出店し、集まった約70人はビールなどを手に思い思いのスタイルでプレゼンを楽しんだ。

 同イベントは2003年、建築事務所クライン・ダイサム・アーキテクツ(東京都渋谷区)が、デザイナーやクリエーターたちがアイデアを分かち合い、ネットワークを広げる場として始めた。長野版は県内のさまざまなジャンルのクリエーターたちの集団である「長野クリエイターズネットワーク」のトヨシマヒトシさんが、東京で行われていた同イベントを知人に薦められて参加、「これは面白い。ぜひ長野でも開催したい」と思い、主催者と契約を交わして準備を進めてきた。

 国内での開催は東京に次ぎ2カ所目。過去に長野市、岡谷市でも行い、松本では昨年に続き2回目となった。

 「長野のクリエーターは引きこもり気味の人が多かったので、表に引っ張り出したかった。そのネタとして、『ぺちゃくちゃないと』が一番合った」とトヨシマさん。次回は3月に松本か長野での開催を予定しているという。「晩ごはんをクリエートする主婦も立派なクリエーター。『ぺちゃくちゃないと』には誰でも参加できます」とも。

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