塩尻市役所近くにパティスリー&カフェ-夫婦と妻の姉の3人で経営

パティシエの安水さん(写真中央)、姉の小林和代さん(写真左)、夫の俊治さん(写真右)

パティシエの安水さん(写真中央)、姉の小林和代さん(写真左)、夫の俊治さん(写真右)

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 塩尻市役所近くに10月10日、パティスリー・カフェ「ICHiÉ(いちえ)」(塩尻市大門七番町2、TEL 0263-53-4640)がオープンした。

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 店舗面積は約6坪。1階がパティスリー、2階はカフェで8席を設ける。パティスリーでは季節のフルーツを使ったケーキやシュークリーム、プリンなど常時10種類ほど提供する。プリン(320円)は松本市奈川の清水牧場の牛乳と平飼いで飼育された鶏の卵を使い、素材にこだわった。「いちごキャンディー」(520円)はアイスキャンデーをかたどった今の季節のケーキ。ショーケース内のプライスカードには「ぜいたくにいちごのピューレを使ったムースとカスタードクリーム。いちごたっぷりのケーキです」という商品説明とイラストを描き、わかりやすく伝える工夫を施した。それぞれのケーキについても、手描きで一品一品説明を加える。

 パティシエの澁谷安水(しぶややすみ)さんは塩尻市出身。代官山のフランス料理学校「ル・コルドン・ブルー」を昨年6月に卒業、その後フランスの製菓学校「ベルエ・コンセイユ」へ留学し、パリの「ジエラール・ミュロ」で働いた。今年6月に帰国、同店オープンにこぎ着けた。

 現在、夫・俊治さんと、カフェ担当の姉・小林和代さんの3人で経営している。オープン当初は数が作れなかったり、効率が悪かったりと、夜中まで作業することもあったという。「でも、遠くの方に来ていただいたり、近くの方にはしょっちゅう来ていただいたり…本当にありがたい」と3人声をそろえる。店名の「ICHiÉ」は「一期一会」から名付けたもの。「せっかくなのでフランス語で…とも思ったが、覚えやすい言葉のほうがいいかと思って」(安水さん)。

 2階のカフェは白を基調とし、晴れた日には気持ちよい日差しが降り注ぐ。「店内の家具は松本市内の家具職人、梅川尚茂さんのもの。特に意識したわけではないが、知り合いの方などに頼んだ結果、県内ですべてそろえたような感じになった」と小林さん。メニューはケーキやコーヒー以外にも「チキンカレー」(850円)、「サンドイッチ」(600円)などのフード類も提供。「ソーセージ盛り合わせ」(950円)などアラカルト類やベルギービール、ワインなどアルコール類も並ぶ。「ちょっと夜遅くまで営業しているので、会社帰りなどにふらっと立ち寄ってもらえれば」とも。

 営業時間は、パティスリー=9時~19時、カフェ=11時~22時。月曜・火曜定休。パティスリーで毎週水曜日は焼き菓子とプリンのみを販売する。

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