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松本で「世界健康首都会議」開幕 「健康が人と地域をつなぐまち」テーマに

基調講演の様子

基調講演の様子

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 健康・医療産業について学ぶ「第7回世界健康首都会議」が11月16日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で始まった。

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 松本市では、「健康寿命延伸都市・松本」の創造プロジェクトを推進している。その取り組みの一つとして、国内外に向けた「健康」についての情報の集積と発信のために2011年から同会議を開催。今年は「健康が人と地域をつなぐまち」をテーマに、「健康寿命延伸都市」を持続可能な形で推進するため、産業化などによって支える仕組みづくりについて2日間にわたり検討する。

 同日の開会式では、菅谷昭松本市長が「健康に過ごすためには、他者との良好な関係を築くとともに、社会に関わっていくことも大事」とあいさつ。松本工業高校のブース出展や、地元の学生が来場していることに触れ、「さまざまな分野で松本を担う若者たちが、学び、今後に生かせる場になれば」と期待を寄せた。

 海外基調講演は、「市民共創の健康国家へ-オランダ王国の挑戦-」がテーマ。パーソナルヘルスレコードについて、オランダ王国健康・福祉・スポーツ省のエルウィン・エイシンガーさんが政策の視点から、オランダ患者連盟のマルゴ・ブランツさんが市民と患者の視点から取り組みや効果について講演した。

 中央体育館では、企業や団体が製品を展示・販売。自動アシスト四輪自動車やさまざまな環境に応じた車椅子の紹介、試食会や調理器具の実演などを行う24のブースが並んだ。

 17日は、ブース出展や講演、事例発表のほか、健康先進都市ゼミナールやパネルディスカッションなども予定。松本大学人間健康学部の学生有志と、王滝(笹賀)がコラボレーションして考案した「やさしさお届け弁当」も販売する。

 開催時間(17日)は10時~16時。入場無料。問い合わせは市商工観光部健康産業企業立地課(TEL 0263-34-3296)まで。

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