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松本のギャラリーカフェで画家・小沢夏美さん個展「猫と傘とサーカス」

ギャラリー内はフラッグガーランドなどを飾りサーカスの雰囲気

ギャラリー内はフラッグガーランドなどを飾りサーカスの雰囲気

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、画家・小沢夏美さんによる個展「猫と傘とサーカス」が開催されている。

天井からつり下げた「空中ブランコ」

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 絵画や張り子、日傘、ブローチ、コースターなど約30アイテムを展示する。「猫をモチーフにすると、ちょっとヘンテコなことが起きるかもと思って。サーカスの世界に猫がはまる気がした」。絵画や昨年に続いて制作した日傘には、楽器を演奏する猫や傘を手に綱渡りする猫などを描いた。

 曲芸に挑戦する猫を表現した張り子は、「空中ブランコ」「玉のりタマ」「サーカス小屋」の3種類。「松本らしい土産品を作りたい」と始めた「雷鳥張子」プロジェクトのメンバーでもある小沢さん。「少し違う形の張り子を作りたかった。空中ブランコは、天井からつり下げるイメージが浮かんだ」と話す。

 ギャラリー内は、フラッグガーランドを飾ってサーカスの雰囲気を演出。中央には、削って色を塗ったバルサ材を組み合わせて木枠に入れた作品を置いた。「(作品の搬入まで)ギリギリだったが作ってみたらとても楽しかった。組み合わせたり、バランスを取ったりしながら作り上げる過程がちょっとサーカスっぽくも感じた」と小沢さん。「立体作品は見せ方が難しいが、真ん中に置いたら、舞台でスポットライトを浴びているようになった」と笑顔を見せる。

 2年前、同ギャラリー近くのまつもと市民芸術館で行われた「空中キャバレー」をきっかけに、温めてきたというテーマ。昨年12月に高松市で行われた「瀬戸内サーカスファクトリー」の公演に足を運び、「それまでは漠然と『猫とサーカス』と考えていたが、公演中ずっと雨が降っていて傘を持っていたので、そこから傘がつながった」と振り返る。

 同展の準備を進める中で、声を掛けてもらって制作した「まつもと街なか大道芸」のイラストも合わせて展示。「自分の手を離れて、猫たちが楽しくサーカスをしてくれた。楽しい空間になっているのでぜひ」と呼び掛ける。

 価格は、張り子=2,500円~、ブローチ=1,800円、日傘=1万8,000円、絵画=9,000円~など。営業時間は11時~20時。火曜と第1・第3・第5月曜定休(7月17日は営業、19日は振替休業)7月30日まで。

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