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松本・上高地線に「モハ10形」リバイバル塗装列車 信州DCに合わせ

出発式には県のPRキャラクター「アルクマ」も駆け付けた

出発式には県のPRキャラクター「アルクマ」も駆け付けた

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 アルピコ交通(松本市井川城2)は6月3日、「モハ10形」電車をイメージした塗装を施したラッピング車両の運行を開始した。

車内には当時の「モハ10形」の写真も

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 モハ10形電車は、1958(昭和33)年~1986(同61)年の約28年間、上高地線を走っていたもので、オレンジとグレーのツートーンカラーが特徴。「上高地線の顔」として長年、親しまれていたという。今年7月~9月に県などが行う大型誘客キャンペーン「信州ディスティネーションキャンペーン(信州DC)」に合わせ、沿線地域活性化を目的として企画した。

 3日には、新島々駅で出発式が行われ、カメラを手にした愛好家や地元の小学生などでにぎわった。同社の古田龍治社長は「数年前から社内で、登山客や地元の皆さんに愛されてきた2代前のカラーリングもいいのではないかと話し合った。上高地線は当社事業のルーツでもある。多くの皆さんに利用してもらえれば」とあいさつ。式の途中で、見どころなどを紹介するガイドが同乗する「観光案内電車」が到着。バイオリン奏者・牛山孝介さんが登場し、演奏を披露した。

 同線で走る4編成のうち、1編成(2両)で、当面は松本-新島々駅間を往復運行する。運行時間はホームページで確認できる。

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