松本のブックカフェで日曜朝の英語教室 「のんびり英語を話す」1時間

「興味があればどんな人でもぜひ!」と金井さん(右奥)

「興味があればどんな人でもぜひ!」と金井さん(右奥)

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 日曜の朝、気軽に話すことを楽しむ英語教室「Sunday Morning English にちようあさのえいごじかん」が松本の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3)で開かれている。

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 今月始まった同教室は月に4回、日曜日の朝に開講。「話すこと」を中心にし、毎月テーマを設けて、動画を見たりテキストを読んだりしながら、感じたことを英語で話し合う。「そのときどき、面白いものや『皆がどう感じるかな?』と思うようなことを取り上げていきたい」と講師を務める金井加津子さん。「英語、ということばかりに気を取られるのではなく、グローバルな視点で、自分がどう思うか、言葉にすることを大事にしたい」と話す。

 4月17日は5人が参加。簡単な自己紹介の後、1週間にあった出来事や感じたことをスピーチする「Haiku Corner」を行った。花見やコーヒーの話、「今朝、ここに来るまで強い雨風でぬれて大変だった」というエピソードを話す人も。その後、オバマ大統領とバレエダンサーのミスティ・コープランドさんのインタビュー動画を見て、少しずつ内容について確認しながら、感じたことを話し合った。英語が出てこないときは、日本語も交えながら会話を楽しみ、終始和やかな雰囲気の1時間を過ごした。

 金井さんは松本市出身。洋画や洋楽を理解したいと英語に興味を持ち、高校時代に2週間ほどホームステイし、大学時代にアメリカに1年間留学。「英語ができなくても、人として接してもらえたことで自信がついた」と振り返る。その後、ロンドンで8年間、税務サービスのコンサルタントとして働き、帰国してからは家電メーカーで海外営業を担当。今年に入って「海外発信に力を入れる企業をサポートしたい」と独立した。現在は塩尻市を拠点に、翻訳・通訳、英会話講師、グローバルビジネスコンサルタントとして幅広く活動する。

 「皆、学校で学んでいるので本当は英語で話せるはずだけど、その機会がない」と金井さん。「これまでの仕事を通じて、コミュニケーションに大切なのは英語力よりも人となり、人間性だと思った。英語にコンプレックスを感じているのはもったいない」と話す。同教室でも、リラックスして会話を楽しめるようにと気を配る。「堅苦しくならず、コーヒーなどを飲みながら気軽に話せるような時間を作りたい。『英語はしゃべれない』という意識が減って、遠慮せずに会話できるようになれば」

 申し込みは1カ月単位だが、飛び入りでの受講も可能。5月は家族や暮らし、住まいの話をテーマに、Q&A形式のインタビュー記事など短い文章を用意する。受講費は1回2,000円(要1ドリンクオーダー)。次回は4月24日9時~10時。申し込みはホームページまたは同店まで。

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