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「今年も松本CINEMAセレクトは忘れません。」 3.11以降の日本描いた4作品上映

「今年も松本CINEMAセレクトは忘れません。」 3.11以降の日本描いた4作品上映

(左上から)©「大地を受け継ぐ」製作運動体、©2015 NHK、©2014 hadenyaniikiru.wix.com、©Laboratory X, Inc.

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 NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」が「今年も松本CINEMAセレクトは忘れません。」として、3.11以降の日本を描いた4作品を3月11日~13日・18日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で上映する。

 「大地を受け継ぐ」(11日19時~、12日14時~、両回とも井上純一監督のアフタートークを予定)は、福島県須賀川市を訪れた東京の学生たちが、福島第1原子力発電所から約65キロメートル離れた地で農家を続ける樽川和也さんと母・美津代さん親子の話を聞く姿を収めたドキュメンタリー。和也さんの父・久志さんは原発事故の影響で農作物の出荷停止が決まった翌日に自ら命を絶ち、その後、2人は久志さんや先祖が代々受け継いできた土地で農業を続けている。

 「LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと 劇場版」(13日13時30分~、15時30分~)は、昨年3月にNHKで放送された特集ドラマに未公開シーンを追加し、兵庫と福島で限定的に放送された全長版。震災の影響でバラバラになった同級生たちが再会し、福島の立ち入り制限区域内に建つ母校の小学校へタイムカプセルを掘り起こしに向かう。

 「波伝谷(はでんや)に生きる人びと」(13日10時30分~、17時30分~、両回とも我妻和樹監督のアフタートークを予定)は宮城県南三陸町の海沿いに位置する小さな漁村・波伝谷の姿を記録。2008年3月、大学の研究のためにカメラを持ってやってきた一人の若者が、地域住民総出で行われる獅子舞の行事に心を奪われ、そのエネルギーの源泉に触れようと3年間通い続ける。そしてカメラに収めた映像を映画にして、地域の会合で試写をする日取りを決めようと、2011年3月11日、波伝谷に向かう。

 「牡蠣(かき)工場」(18日18時30分~、想田和弘監督のアフタートークを予定)は、日本でも有数の牡蠣の産地・岡山県の牛窓が舞台。震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受けて東北から移住してきた漁師の一家が工場を継ぎ、2人の労働者を初めて中国から迎える。「世界は往々にして、入れ子構造になっている。牡蠣工場という小さな世界をのぞいてみたら、そこにより大きな世界の縮図が見えた」(想田監督)。

 震災以降、年間通じて「3.11以降の日本を描く劇映画・ドキュメンタリー」を上映する同NPO。「僕たち映画人ができることは震災後、明らかに変わった今を描く『作品』の上映、鑑賞できる『場』をつくり続けることで、被災地と呼ばれることになってしまった土地で暮らす人々と日常的に連動すること」と同NPOの宮崎善文理事長は話す。

 チケット料金は、前売り=1,400円、当日は一般=1,800円、大学生・高校生=1,400円。

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