松本中心市街地の飲食店と雑貨店5店舗がスタンプラリー企画「POP POP タンサンラリー」を開催している。

炭酸をテーマにしたポップな雑貨も

　対象店で「炭酸アイテム」を飲食、または購入すると台紙にスタンプを押印。5店全てのスタンプを集めた参加者に、先着でオリジナルステッカーを進呈する。

　各店、多彩な「炭酸アイテム」を展開。ジャム専門店「Chez Momo（シェモモ）」（大手4）では、好きなコンフィチュールを選んで作る「コンフィチュールスカッシュ」（550円）を、期間中はテークアウト（400円）でも提供する。雑貨店「TOCA by lifart…」（同）では、炭酸をテーマにグラスやタンブラー、ストローなどの雑貨を用意。カフェ「Something tender」（同）、「amijok（アミジョク）」（中央3）、ガレット専門店「creperie monkava（クレープリー モンカバ）」（大手2）の3店舗では、炭酸を使ったアルコールメニューも対象となる。「ソーダ類をはじめ、ビールやシードル、同企画に合わせて復活するメニューもある」と「Something tender」店主の本橋卓さん。

　各店の店主らが「夏に何かイベントを」と話したのは6月ごろ。テーマを「炭酸」に決め、企画が具体化したのは7月に入ってからだったという。「松本はお盆が過ぎると涼しくなり、夏休みも終わって、たそがれ感が出てくる」と「Chez Momo」店主の蒔田友之さん。「『POP』という言葉の響きが気に入り、話が広がった。夏の終わりをお客さんと一緒に楽しむことができれば」と話す。

　店主ら同士は交流が深く、これまでも同じイベントや町中を巡る企画に参加している。同企画では「CITY POP ALLIANCE（松ポ連）」と名乗り、蒔田さんがプロデューサー、本橋さんがディレクターを担当。今後も「POP」というキーワードで、企画を展開していきたいという。今回、アイコンとして登場する「POPちゃん」は「MATSUMOTO　CITY」というロゴが入った「CASTLE ROCK」（中央2）オリジナルのTシャツを着用。CDジャケット風のフライヤーなど、細かい部分でも遊び心を発揮する。「大がかりな企画でなくても、ちょっと面白そうなことを続けていきたい」と本橋さん。「『炭酸』は子どもも大人も楽しめる。幅広い世代の方々に遊びに来てもらえれば」とも。

　スタンプラリーは8月31日まで。台紙は各店で入手できる。