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松本で地域素材生かした総菜、リニューアルした「食の彩り館きろろ」で販売

「豚肉のりんごみそ煮込み」

「豚肉のりんごみそ煮込み」

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 JA松本ハイランドと総菜開発・運営サポートを行う「+sachi(プラスサチ)」(東京都)が共同開発した総菜「豚肉のりんごみそ煮込み」が、「食の彩り館きろろ」(松本市波田)で販売されている。

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 同店は、「A・コープきろろはた店」として営業していた店舗を農産物直売所にリニューアルして5月にオープン。リニューアルに合わせてオリジナルの総菜を作ろうと、地域の食資源を活用して「地元ごはん」を開発する「セカンドキッチン」事業を展開する同社と共同開発をスタートした。

 店内で精肉の加工も行っていたことから、地元のSPF豚に着目。砂糖を使わずりんごの甘みを生かし、熟成みそを合わせて一晩かけて煮込み柔らかい食感に仕上げた。「地元の素材、地元の人の手作りで、地元の人々に愛される総菜にしたいという思いを込めた」と同社の地元ごはんプロデューサー・中谷完さん。調理工程を写真で紹介するなど、販売方法にも工夫を凝らす。

 同店にとって総菜開発は初の試み。「地域の皆さんに喜んでもらえるものをと検討を重ねた」と同店の中澤雄一店長。同商品を作る過程で使うみそダレを使った「鶏大根」も生まれた。「シンプルなメニューだが、コク深さがある」

 「食の簡便化が進む時代に、あえて手間暇かけた総菜作りに挑戦した」と中谷さん。「定着するまでには時間がかかるかもしれないが、徐々に皆さんに知ってもらえれば」と中澤店長は話す。

 価格は小パック(2~3人前)=680円、大パック(3~5人前)=1,200円。

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