市民芸術館で「まつもと演劇工場」がオムニバス作品-市民ら25人が参加

11日に行われた練習の様子

11日に行われた練習の様子

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 まつもと市民芸術館(松本市深志3)と市民が一緒に舞台をつくる「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)」の公演「マツモト君が走る 風の劇場が笑う」が3月21日・22日、同館小ホールで行われる。

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 「松本の人たちと一緒に松本ならではの舞台をつくり上げたい」と同館芸術監督の串田和美さんが企画し、2011年に0期生からスタートしたプロジェクト。毎年、新しいメンバーを募集しながら、半年ほどかけて作品を作り上げて上演している。今回は、新しく加わった3期生とこれまでの0~2期生、合わせて25人が参加。同館を拠点に活動する演劇集団「TCアルプ」や片岡正二郎さんも出演し、劇作家の加藤直さんが「工場長」を務める。

 昨年9月末からワークショップを行い、演劇、ダンス、歌唱、マイムなどのほか、信州大学の民俗学の研究者を招き、民話や地元にまつわる物語も学んだ。年明けからは、本格的に作品づくりを開始。作品は7章立てのオムニバスで、加藤さんと1期生の長﨑武治さんが脚本を担当。3月10日からは実際の舞台に立って練習を行っている。「年々、『教えてもらう』というよりも『自分たちでつくりあげる』という姿勢になってきている」と同館広報・安江正之さん。今後は本番に向け、連日稽古が続くという。

 作中には、地元の地名なども登場する。「心のどこかで『自分の地元』と重なるところがある。『マツモト君』以外にも、飯田の人は『イイダ君』、上田の人は『ウエダ君』を感じてもらえるはず」と安江さん。「地元の人はもちろん、地元以外の人もぜひ足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 開演は21日=17時、22日=13時・17時。チケットは、一般=1,500円、高校生以下=1,000円。チケット取り扱い・詳細は同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)まで。

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