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松本のビルメンテナンス会社が「省エネ体験館」-社員が企画、手作りで

LED蛍光灯について説明する田中館長

LED蛍光灯について説明する田中館長

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 松本・野溝のビルメンテナンス会社「アシスト&ソリューション」(松本市野溝西2、TEL 0263-25-4030)が11月21日、「省エネルギー体験館」(同)をオープンした。

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 設備、守衛から清掃までビルの管理を幅広く行う同社が、正確な情報を発信しようと同社敷地内にオープン。面積は約4坪。LEDや蓄電池、太陽光発電、UVフィルム、光触媒、遮熱塗料などを展示する。

 LEDは10社の蛍光灯を展示。「LEDを作っている会社は200社以上あるとも言われ、最近急速に伸びてきた業界。まだまだ発展途上で、問題点も多い」と同社取締役で館長の田中克典さん。「例えば、普通の蛍光灯と比べて電力が2分の1、寿命が5倍と表記されたLED蛍光灯があっても、正しく取り付けないと表記以上の電力がかかったり、持ちが悪かったりと効果を得られないこともある」。不点灯、発煙などのトラブルや、取り付け方によっては使えなくなってしまうこともあるという。

 ほかに、紫外線計測器を窓際に置きUVフィルムの効果が分かるように展示したり、蓄電池の実験ができたりするようなスペースも。「せっかく省エネに取り組むのだから、正しい方法で効果を得られるようにと思った。皆に広く知ってもらえれば」と田中さん。

 正確な情報を発信するために同社社員が企画。半年ほど前から手作りで作業を進めてきた。「社員や協力してくれるメーカー担当者にも新たな発見があった。自分たちで作り上げた分、まだ足りない点もあるが、少しずつ充実させていきたい」。同社はビルを所有する法人や大家などが主な顧客だが、やりとりの中で、個人で興味を持つ人も近年増えているという。「省エネは、これからも大きく変化していく分野。アンテナショップのような役割を担えれば」

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